ビットコイン（BTC）は木曜日、6週間ぶりの高値となる11万9500ドルに到達した。1週間前の安値10万8650ドルから10％上昇した格好だ。BTC価格は依然として過去最高値12万4500ドルを下回る水準で保ち合いを続けているものの、重要なサポート水準を回復した。
新たな史上最高値更新は目前か
ビットコインは8月14日に史上最高値12万4500ドルを記録した後、11万ドルを割り込む水準まで調整し、日足チャート上でブルフラッグを形成した。
ブルフラッグとは、急騰後に高値圏での保ち合いを経て、さらに上昇が継続することを示唆する強気のチャートパターンだ。
トレーディングビュー の最新データによれば、ビットコインはこのフラッグパターンからブレイクアウトしており、今後さらなる上昇が見込まれている。
アナリストのキャプテン・フェイビック氏は 最新のX投稿 で「ビットコインのブルフラッグの上方ブレイクは確認された」と述べ、中期的なターゲットを14万ドル前後と指摘した。
匿名アナリストのグラディエーター氏も 木曜日のX投稿 で「このフラッグパターンを明確にブレイクアウトし、力強い展開を見せている。爆発的かつ急速な動きになる可能性がある」と語った。
このペナントパターンからのブレイクアウトが確定すれば、次の上昇局面で14万5400ドルに到達する可能性があり、現在の価格水準から22％の上昇となる。
また、MVRVの極端乖離価格バンドによれば、BTCが11万7000ドルを突破した後は、投資家の含み益が極端に膨らむ水準である13万9300ドルの上限バンドに達するまで、さらなる拡大余地があることが示されている。
一時的な下押しの可能性も
ビットコインが11万9500ドルまでの上昇で売りの流動性をほぼ吸収したことから、短期的には11万7000ドルのサポートを試す調整が入る可能性があるとの指摘も出ている。
MNキャピタル創業者のマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は 木曜日のX投稿 で「ビットコインは直近高値の上にあった流動性のほとんどを吸収した。ここで一服すると予想している」と述べた。
同氏が提示したチャートでは、ビットコインがいったん11万7000ドルを下押ししてサポートを再確認した後、再び回復に向かうシナリオが示されている。
BTCの流動性マップによれば、11万6000ドルから11万7800ドルの間に買い注文のクラスターが集中している。
アナリストのテッド・ピローズ氏も「上昇トレンドを維持するには、ビットコインは11万7000ドルをサポートとして守る必要がある。これを割り込めば11万3500ドルまで下落するリスクがある」と 指摘した 。
さらに「BTCが新たな史上最高値に到達するために残された唯一の壁は12万ドルのレジスタンス水準だ」と付け加えた。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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