米国の消費者信頼感は雇用と所得への懸念からわずかに低下

米国の消費者信頼感は、雇用市場への懸念が強まる中、8月にわずかに低下した。火曜日に発表されたデータによると、コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は8月に97.4に低下した。今後6か月間の期待を測るサブ指数も8月に低下し、現状指数は4月以来の最低水準に落ち込んだ。消費者信頼感は依然としてパンデミック前の水準を大きく下回っており、労働市場の最近の減速は、トランプ大統領の関税政策に起因する経済への懸念を悪化させている。雇用の伸びと賃金の上昇は大幅に鈍化し、失業者にとって新たな職を見つけることはますます困難になっている。「仕事を見つけるのが難しい」と考える消費者の割合は2か月連続で増加し、2021年以来の高水準に達した。一方、「仕事は豊富にある」と考える消費者の割合はほぼ横ばいだった。これら2つの指標（エコノミストが労働市場の指標として用いる主要指標）の差はわずかに縮小し、過去3年間の着実な低下傾向が続いている。