米国株式は9月に下落する可能性があるが、投資家は「方針を維持すべき」とCitiのクオンツ・マクロリサーチャーが述べる

米国株式は9月に下落する可能性があるが、それでも投資家がポートフォリオを手放すべきだという意味ではない、とCitiのクオンツ・マクロリサーチ責任者であるAlex Saundersは述べている。

SaundersはCNBCの新しいインタビューで、市場は相反する力の間に挟まれていると語っている。一方では循環的な懸念と脆弱な労働市場が株式にとってマイナスとなり得るが、他方では人工知能（AI）や「生産性向上による成長期の可能性」が株式にとって追い風となる可能性がある。

Citiのアナリストは、ホワイトハウスから新たな大規模関税発表がない限り、株式市場は波乱の9月を経て上昇に転じる可能性があると述べている。

「現時点では、『このまま進みましょう』と言いたい。株式を保有し続け、我々は株式をオーバーウェイト、債券はニュートラルの立場を維持している。もしヘッジをしたい、あるいはその潜在的な荒れた期間に備えてシートベルトを締めたいのであれば、クレジットが最適な場所だ。」 

Saundersは、高品質の社債やクレジット・デフォルト・スワップ・インデックス（CDX）をヘッジの選択肢として挙げているが、企業クレジットはAIへのエクスポージャーがそれほど高くないため、成長環境が訪れた場合の恩恵は限定的だと注意を促している。

株式については、Citiのアナリストは通信サービス、テクノロジー、金融、公益事業を好むと述べている。

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