CNBCは、Kalshiの予測市場データを自社のテレビ、デジタル、およびサブスクリプションプラットフォームに全面統合すると発表しました。

ChainCatcherの報道によると、CNBCは予測市場運営会社Kalshiと複数年にわたる提携契約を締結し、テレビ、デジタル、サブスクリプションプラットフォームにおいてリアルタイムの予測データを全面的に統合することになりました。

木曜日に発表された声明によれば、2026年からKalshiのイベント確率データがCNBCの番組コンテンツに組み込まれ、『Squawk Box』や『Fast Money』などの番組で、専用のマーケットディスプレイを通じて予測の動向がリアルタイムで表示されます。

また、Kalshiは自社プラットフォーム上にCNBCブランドの特設セクションを開設し、同メディアネットワークが厳選した予測市場を紹介します。

KalshiのCEOであるTarek Mansourは、この統合は金融報道の「次なる進化段階」であり、「現在起きているデータの提示から、未来のトレンドをリアルタイムで予測する方向へと進化している」と述べました。

CNBCの社長KC Sullivanは、予測市場が重要な出来事を理解するための重要なツールになりつつあると補足し、Kalshiのデータが同ネットワークのニュース報道に「強力な補完」をもたらすと述べました。

この契約が成立する直前、KalshiはCNNとも別のデータ統合提携を発表しており、自社の予測市場をCNNのライブ分析やニュース編集室の報道に組み込むことになっています。